留学日記 中村 将希 in Life university [第7回]
National Board of Chiropractic Examiners (NBCE)Part1 アメリカ国家試験パート1の受験
アメリカの国家試験NBCE
今回はアメリカの国家試験NBCEについて説明させていただきます。NBCEはパート1~4に加えて、理学療法(Physiotherapy:PT)の計5つの試験があります。アメリカでは大学を卒業できたとしても、このNBCEに合格していないと、患者を診ることができません。州によって求められてくるレベルが変わってきますが、多くの学生がどこの州でも働けるように在学中に、もしくは卒業後すぐに、5つすべての試験を受験します。
自分は卒業後、アメリカで自分が満足するまで残って修行したいので、他の学生たちと一緒に受験します。留学生で既に卒業後、帰国して働くことが決まっている学生は受験する必要はありません。カナダなどカイロプラクティックが法制化されている国では、その国ごとの試験があり受験要項なども変わってくるようです。
今回、自分が受験するのはパート1です。受験科目は基礎科学です。大きく6つの科目に分かれていて、General Anatomy(解剖学)Spinal Anatomy(脊柱の解剖学)Physiology(生理学)Chemistry(化学)Pathology(病理学)Microbiology(微生物学)の6つです。
NBCE受験対策機関Irene Gold
こんなに多くのことを勉強しないといけない、一体どういう風に勉強していったらいいんだ、という自分のような(たぶん大概の学生がそうだと思っているのですが・・・)学生のためにあるのが、Irene Gold(アイリーン・ゴールド:IG)というNBCE対策をサポートしてくれる機関です。
多くの生徒がこのセミナーを受講してNBCEに備えます。IGのセミナーで使用される参考書があり、この本に書かれていることを完璧に理解、暗記すれば合格できると言われています。セミナーでは各科目の講師も、過去数年の出題傾向や間違いなく出題される箇所などを細かく教えてくれます。
メリー苦しみマス
参考書の内容量もかなりのもので、正直圧倒されています。試験は来年の1月なので残り2か月間、授業と並行してこの試験の準備をするのはかなり至難の業です。今年の年末は「メリー苦しみマス」(友人たちとの間では「メリーアイリーンマス」って言っています)になりそうです。
ジョージア州の冬は朝晩と日中の気温差が激しく、朝晩はとても寒く日中は半袖で過ごす学生がいるくらい暖かくなります。季節の変わり目ということもあって、学生間で季節風邪が流行っています。自分もどこかでもらったみたいです。これからインフルエンザの季節ですが、皆様もご自愛くださいますように。
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