留学日記
中村 将希 in Life university 第21回

OSCEを受け終えて

  こんにちは、2カ月も経って新年初コラムとなってしまいました。遅くなってしまい、ホントに申し訳ございません。

 今学期は第12クォーターで、1月の半ばにOSCE(オスキー)と呼ばれる最終試験を受けました。今回は、このOSCEについて説明させていただきます。

 このOSCEに受からないと、来学期からのインターンシップに進むことができません。試験は、Clinical Knowledge(診療に関する全般的な知識)とDiagnostic Imaging(X線学)の2つの筆記試験と、実技試験の3つから構成されています。特にX線学は難しく、国家試験のパート3よりも難しいと言われています(国家試験には受かっても、OSCEは落ちたという話をよく耳にしました)。

 私はすべて、なんとか(ギリギリで)クリアすることができたのですが、これまでたくさんの授業で私を助けてくれた親友がX線学に落ちてしまい、実技試験に進むことができませんでした(筆記試験に落ちると実技試験を受けることができません)。来学期にまた受けることになってしまいました。実際、X線学は難しかったです。中には前学期に落ちて、また落ちてしまったという学生もいたようです。

 実技試験は、Visceral(生理学)、 Orthopedic(整形外科学)、 Neurological Diagnosis(神経学)の3つの中から出題されます。制限時間内に出題された検査をこなし、その検査の陽性と陽性時に疑うべき症状や、診断を述べるというものです。具体例としては、血圧、肺、心臓や肝臓の聴診と触診、骨折、髄膜炎などの脊柱、骨盤、四肢の検査、12の脳神経の検査、上位運動ニューロン障害などを調べる検査など約300もの中から出題されます。

 前回の動画の中で紹介させていただいた、Harris Centerと呼ばれるテスト専用の建物で実技試験は行われました。そこには約20の部屋があり、各部屋にPC、アジャストメント・テーブルと2つのカメラおよびマイクが設置されています。実技試験は4つの部屋で行われ、各部屋で5つの指定された検査を5分以内に行います。

 先日、国家試験のパート2を受けてきて、3月の半ばにパート3と理学療法、5月のパート4とテスト三昧の日々が続きますが、今学期が終われば比較的時間が取れそうなので、大学やジョージア州のドクターの動画や、いろいろな情報を紹介できたらと思っています。
 

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。