留学日記 中村 将希 in Life university [第2回]

セミナー その1

こんにちは! 今回はアトランタで開かれているセミナーの中から、最近参加した2つについて書かせていただきます。

大学の周りでは毎学期、平均して10~15のセミナーが開かれます。私は父の教えに従いできる限り様々なセミナーに参加し、自分はどんなタイプのものが好きなのか、体が反応するのか、合う·合わないを確かめているところです。毎学期5回程度は参加していますが、まだまだどのテクニックが合うのか、手探りで探している旅の真っ最中です…

まずはSyntrophy chiropractic trainingです。SyntrophyはPatrick McMahon, D.C. とAaron Morris, D.C.が始めたFull spineのテクニックセミナーです。このセミナーの好きなところは、アジャストメントがまだ初心者の学生にもわかりやすいように、Side postureなどのセットアップを分解して段階的に説明してくれるところです。またセミナーの中で一番注目されているのが、母指球を使った頚椎のアジャストメントです。話によるとこれは昔のDiversifiedのテクニックの一つらしく、それを彼らが蘇らせたそうです。

Dr. Morrisによる 母指球による頚椎のアジャスメントのセットアップ

トレーナーのDr. Morris(左)とDr. McMahon(右) と記念撮影

次はSmooth adjusting with Dr. Crescioneです。Dr. John Crescioneは、ニューヨークでSOTとChiropractic Manipulation Reflex Techniques (CMRT)を専門にしているドクターで、2004年のSORSI International chiropractor of the yearにも選ばれた凄いドクターです。SOTに関しては全くの無知なのですが大学のSOTクラブの主催だったので、ブロックを使った骨盤矯正に興味を持っていた私はてっきりカテゴリー分けやブロックなどについて勉強できると思い、ワクワクして行ってみたらなんとガッツリ徒手のアジャスメントセミナーでした。

予想とは違っていましたが非常に勉強になったセミナーでした。このセミナーでは、どんなテクニックにも応用できるようなセットアップやアジャスメントのコツ、SOTのドクターならではのパルペーションのコツなどを学ぶことができました。

Dr. Crescioneは私の拙い質問にも一つひとつ丁寧に答えてくれ、彼の経験から培われた知識を惜しみなく教え、さらに彼が講義に使ったパワーポイントのデータを参加者全員に無料で提供してくれるとても気前のいい粋なドクターでした。凄い先生のアジャスメントを見ると、自分は驚きを通り越して笑みがこぼれてしまいます。Dr. Crescioneのアジャスメントは、私にそんな“笑み”を与えてくれるアジャスメントでした。

Anterior dorsalのコツを講義するDr. Crescione

Smoothなアジャスメントをしたあとは、髪を掻き上げる得意の決めポーズのDr.Crescioneと記念撮影

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