留学日記 中村 将希 in Life university [第6回]

PAT(Palpation and Adjustment Trainer)

こんにちは、今回は大学で使用しているパルペーションやアジャスメントの練習時に使用するPAT(Palpation Adjustment Trainer)について紹介させていただきます。

ライフ大学では第2、第3クォーターでモーション・パルペーション、第4クォーターでターゴルリコイル、第5~7クォーターでライフ大学フルスパイン・テクニック(ディバーシファイドをメインにガンステッドを混合したもの)を習います。その後は四肢のアジャストメントや特殊なケースのアジャストメント、第10クォーターからは選択性で好きなテクニックを勉強します。

自分は現在第7クォーターなので、フルスパイン・テクニックで実際にクラスメイトをアジャストします。しかし初めてのアジャストメント、誰しも上手くできるはずがありません。学外での生徒間の練習会で初めて頸椎をアジャストしようとしたときは、手が震えたのを今でも覚えています。大学では今回紹介するPATを使用して、パルペーション、アジャスメントの練習をします。

ざっくり説明すると、背骨と骨盤にセンサーが埋め込まれた人形です。コンピューター・スクリーンに人形を接続すると、画面に後頭部、背骨、骨盤が表示され、自分が触れている箇所が緑に光ります。どれほどの強さを基準にしているかはわからないのですが、一定の強さ以上で押すと赤く光ります。この人形を使ってサイドポスチャーや胸椎、頸椎のアジャスメントの練習をします。さらにPATがある教室の中央には、実際のドクターたちのアジャスメントからデータを集積してグラフ化したハイテクな機械があり、自分のアジャストメントの力やスピードが十分か否かをデータと比較しながら確認できる機械もあります。

実際にPATを使ってみての感想は、自分のようなパルペーション、アジャストメントに全く慣れていない生徒には非常にいい練習材料なのですが、人形というだけあって肌はゴム材料でできており、またすべての人形が同じ骨格、体系なので、やはり本物の人間をパルペーション、アジャストメントするのとは多少違ってくるなと思いました。本物の人間での練習が一番ですね。大学のホームページのPATに関して紹介しているページのリンクを載せましたので、興味がある方は是非見てみてください。

自分が触れている部位、パルペーションの強弱が色でわかります

 

 

サイドポスチャーの練習をするクラスメイト

頸椎のアジャストメントの練習をするクラスメイト

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