「カイロプラクティック・フォーラム2026」
セッション紹介 3
10月24日(土)、25日(日)に開催される「カイロプラクティック・フォーラム2026」、セッション紹介の3番手は初日のB会場・午後の部(14:00~17:00)、丸山正好君である。彼もまた一昨年の本イベントの再開から、スピーカーとして裏方として惜しみない協力をしてくれている。ほぼ30年前に当社主催の「増田ゼミ」に参加してくれたのがきっかけで、増田組なる仲間ができ、その中の一人として入魂な付き合いが始まった。いつも最前列に座り、現在では過去の遺物と化したカセットで録音し、翌月には完全にテープ起こしを済ませ増田氏の講義に臨んでいた。そんな彼の努力を見続けてきた。今や押しも押されもせぬ局在神経学の語り部である。さて今回は、以前やってくれた時間を忘れて話し続けないように、3時間枠で思う存分話し、時間通りに終わって欲しいものだ。
筋力検査におけるトーヌスの意義
トーンの意味を調べてみると、色、音、話し方などの「調子」や「雰囲気」を表す言葉とあります。同じような意味を示すトーヌスを調べてみると、医学書院の「標準生理学(第8版)」によると、自律神経系に限った説明ではありますが、自発性活動または緊張性活動とあり、トーヌスは種々の末梢性および中枢性情報により、増加および減少するとあります。またAIの説明では、「筋肉や血管」などの緊張状態とあり、医学的な意味合いが強くなります。
トーヌスは自律神経系だけではなく、骨格筋、末梢神経系、中枢神経系にも作用します。刺激により筋トーヌスが変化することは、臨床の場で経験することも多いのではないでしょうか。ですが、なぜトーヌスが変化するのか、実際に理解している人は少ないのではないでしょうか。徒手療法の世界では「理論、知識よりも、まずテクニックを」という風潮がまだ色濃く残っているように感じます。施した刺激が、受容器から末梢神経、中枢神経に伝達される中で、いかなる統合変化を経てトーンに変化をもたらすことになるのか。トーヌスの変化の意味するものは? 適切なトーヌスとは? 日々の臨床において、神経系の機能とシステムの変化を理解することは重要なことではないでしょうか。
一昨年、昨年と過去2回のスピーチの機会では、神経学の紹介のような形で話をさせていただきましたが、今回は「ガチの神経学」を語らせていただきたいと思っています。
カイロプラクティック・フォーラム2026「TIME&SPACE AGEIN」
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