斎藤信次残日録 其の六十二
「盆休み、私の夏休み、これからのイベント」
今月3日から6日まで早めの夏休みを取らせていただいたので、今週は火曜日の山の日こそ休みだったが、盆休みで誰もいない会社にせっせと出社している。昨日(12日)は山の日からの台風情報で、もろに食らったら休もうかとも思ったが、幸いそれほどのこともなく朝には北陸に抜けていたので予定通り出社した。実は昨日、上部頚椎の賀来史同氏から、懸案だった長野のミュージアムが完成したので、来られませんかとお招きを受け、ドクター(塩川満章氏)と相談し伺おうとしていたが、盆シーズンで新幹線の指定は取れず、ドクターから「帰りに温泉に寄ろうよ」と言われ、いろいろ探したが空いている近くの温泉の宿泊代が想像を絶するものだったので、お騒がせして申し訳なかったが延期させていただいた。だが折からの台風がどこに上陸するかという心配から、「これは日を改めろということだったんだな」と妙に納得してしまった。
誰もいない会社に出社して思うのは、昔はPCや携帯のようなパーソナルにつながる術がなかったので、会社に留守番がいなくなることを避けるため、同じセクションの人間で休みを調整したものだったが、今は個人レベルでいくらでもやり取りすることができるので、いいのか悪いのかわからないが、そんなことを心配する必要もなくなったんだなと、若干時の流れに乗り切れていないなと感じた。私の部屋は6階で本体は5階、常設電話の着信を取らなくていいようになっているが、着信のランプが点くとやはり取ってしまう。久しぶりに社電を取ってみると、昔あれだけ取って飽きていたはずなのに、なかなか新鮮な感じがした。そうは言ってもこの時期、そうそう電話がかかってくるわけもなく、溜まっていたデスクワークも思いのほか捗って、「さあ帰ろうかな⁉」と思ったとき、そうだ、先週世話になった、この数年毎日Facebookにブログをアップしている、青森の小野(永一)君にあやかって、続けるつもりはさらさらないが、久しぶりに書いてみるかと思い立った。
まずは、その小野君に世話になった青森のことから。小野君との馴れ初めを書き始めたら長くなるので、それは置いておく。とにかく40年来の付き合いがあり、これまでも何度か青森にお邪魔している。今年91歳になるお母さん、奥さん、長男の顕成君が行く毎に温かく迎えてくれる。今回10年ぶりだったが、これまでにない清々しさを感じたので、それが何だったのか反芻しながら書いてみたいと思う。今回、残念なことにお母さんにお会いすることができなかったが、まず滞在中、素晴らしい天気に恵まれたことが何よりだった。それに相まって小野君に案内してもらった行く先々で、東京では絶対に味わえない快適さを感じ、身も心もどっぷり浸かることができた。
3日に新幹線で新青森に入り、青森市の小野君の治療院に直行。そこから五所川原市の治療院に移動し、夜の岩木川河川敷での花火大会を待った。会場に行くと素晴らしい席を用意してもらっていて、花火の真下で見上げる形で、イルミネーションでは味わえない生の光の迫力と音にしばし浸った。前もって「上に1枚羽織るものを持ってきて」と言われていたので、「やませ」と呼ばれる独特の東風も心地良く、またその風によって花火の残骸や煙を吹き飛ばしてくれるのだから、快適なことこの上ない。そんな中で奥さんたちが用意してくれた、飲み物(特にビール)、食べ物は最高に美味しかった。
2日目は6時に迎えに来てくれ、7時開店の「のっけ丼」(10枚綴りの食券を購入し、居並ぶ店々で1枚ないし2枚で好きな刺身等を乗っけてもらい食べる)からスタート。その後、9時に奥入瀬渓谷に到着。3時間かけて渓谷の遊歩道を散策し、小野君の計算通りの時間に来た帰りのバスで車のところまで戻る。そこかから十和田湖に向かい、昼食、遊覧船を満喫し、帰りに八甲田山の足のすくむような橋の上からの眺めにビビらせられ、再び五所川原に戻った。19時から高さ23mの勇壮な立佞武多(たちねぷた)に圧倒されながらも、この夜は「やませ」は快適を通り越し気温は21度まで下がっていた。1枚上に羽織る程度では追っつかない寒さで、ビールも1缶で十分だった。
宿泊はこの時期べらぼうに高くなっているホテルではなく、2日とも顕成君が院長を務める、五所川原治療院2階の生活スペースに寄宿した。顕成君を1階の治療院スペースに追いやっての眠りは、大変申し訳なかったが、ホテル以上に快適なものだった。もちろん2日とも、日が変わるまでグラスを傾けながら語り合ったので、何かのお役には立てたんじゃないかと勝手に思っている。
こうして青森での予定を終え、翌5日の朝、顕成君に新青森まで送ってもらい、正に至れり尽くせりの2日間だったとしか言いようがない。そこから昼前に生まれ故郷の宮城県は仙台に到着。仙台でも街中を散策、昼は牛タン、夜は洒落た居酒屋と歩き回り、翌6日も七夕を見たあと、時間があったので松島に足を延ばしたので、なんと4日間で6万歩を超える記憶にない歩数を叩き出した。出張に絡めての観光ばかりだったが、今回丸々観光だけで回った旅行は、小野君はじめファミリーの方々のお陰で最高の思い出となった。あと何年あるかわからない人生を楽しくするには、何が必要かということを感じさせてもらえた。
東京に帰ってきて新幹線を降りた瞬間の不快な湿度に、なおさら青森の心地良さを感じずにはいられなかったが、そんなことばかりも言っていられない。今年も残すところ4カ月余り、その間、よくぞこれだけ詰め込んだなというほどイベントが目白押しとなっている。ざっとこんな感じだ。
夏休み直後の9日には、今年3回目となる荒川&木村君による「体の使い方セミナー」が行われた。Webセミナーは中川氏が始まり和泉氏が終わった。丸山、辻本君のシリーズも続いている。30日には辻本君の「東京ワークショップ」が入っている。9月に入ると13日には大阪で、荒川&木村および辻本君の「コラボ・セミナー」、20日には「丸山ゼミ」、27日には辻本君が主宰する勉強会に、中川氏を神戸に招き「肘関節」のセミナーが行われるが、これにも協賛しているので足を運ばなくてはならない。10月に入ると3日に和泉氏の毎年秋の恒例となりつつある「機能性医学セミナー」、4日には荒川&木村君の今期締めのセミナー、17、18日には小野君の「永ちゃん治療会」&「小野塾」、18日には中川氏による最新刊「中川貴雄の脊柱モーション・パルペーションのすべて」の出版記念セミナーで、まずは東京で「肋骨」をテーマに開催、24、25日には毎年秋恒例のイベント「カイロプラクティック・フォーラム2026」が控えている。11月に入ると7、8日には、これまた毎年秋恒例の「岡井健マイプラクティス・セミナー2026」、15日には「丸山ゼミ」、29日には10月18日の東京と同様、中川氏が「顎関節」をテーマに大阪で「出版記念セミナー」を行う。そうして12月20日に辻本君の「東京ワークショップ」で今年の打ち止めとなる。
たぶんこれから、これら以外にも入るだろう。東京以外に、大阪に今のところ2回、たぶん3回以上、9月の神戸の前に和歌山に行って、これまで二度チャレンジして天候により実現できていない、高野山、熊野古道に続くスポットに再チャレンジすることにしている。楽しむぞぉー
斎藤 信次(さいとう しんじ)







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