「カイロプラクティック・フォーラム2026」
セッション紹介7
セッション紹介も出てくるかどうかわからない、3人のDCのオーラスを考えると、今回がオーラスということになるかもしれません。とすれば、さてドン尻に控えしは、早稲田、ライフ出身の新進気鋭のスポーツカイロプラクター、カイロプラクティックをエビデンス・ベースで解明しようと日々研鑽を重ねている近江顕一君です。彼が若いせいもあって付き合いの長さはそれほどでもありませんが、会ったときはいつも爽やかさを感じさせるナイスガイです。2日目、10月25日の日曜日、午前の部に注目‼
「足部と背骨、“2つのコア”から考える
~足部3Dモーション評価とスポーツ・カイロプラクティック~」
足部は大切だとわかっていても、いざ評価や介入となると少し苦手に感じる。後足部外反、立脚中期、回内・回外、アーチ構造など、用語としては学んできたはずなのに、現場の中でどのように身体全体へつなげて考えればよいのか迷う。そんな経験は、少なくないのではないでしょうか。
私自身、足部は以前から一筋縄ではいかない部位でした。形や用語を追いかけるだけでは、足部から身体へ影響する本質をつかみにくく、評価をしても次の一手に確信が持てない時期がありました。その見方が変わったのは、背骨との対比で足部を捉え直したこと、そしてFoot Core Systemや、足部へのアプローチが身体全体のバランスやパフォーマンスに影響し得ることを示す研究知見に出会ったことがきっかけでした。
カイロプラクティックにおいて背骨を評価するということは、単に姿勢の形や可動域を見ることではありません。3Dの動き、神経制御、そして背骨から脳への感覚インプット、脳内での情報処理、そこから身体へ返されるアウトプットという一連の流れを含めて考えます。反り腰や猫背という、見た目だけでアプローチを決めないのと同じように、足部も扁平足やハイアーチという形だけで判断するものではないはずです。
背骨は身体の中心・軸として、足部は身体の土台・接地として視点は異なります。しかし、どちらも身体全体の動きを考えるための重要な入口です。今回のセッションでは、Panjabiの脊柱安定化モデルとFoot Core Systemを対比しながら、足部を”動的なコア”として捉え、足部3Dモーション、トーション、ロック/アンロック、下肢・骨盤帯・脊柱へつながる回旋連鎖について整理していきます。
また足部へのアジャストメントや介入は、単に動きを良くするためだけのものではありません。足部からのフィードバック、感覚入力、身体が地面をどう感じるか、そしてその変化が全身の制御にどう関わり得るのか。近年のカイロプラクティックに関するリサーチ、スポーツカイロプラクティックの視点も踏まえながら、どこまでを根拠として語れて、何を施術の中で正当化できるのかを考えていきます。
理論やリサーチの紹介に加え、実技やハンズオンの時間も取りながら、足部の状態変化や身体全体とのつながりを体験的に確認する予定です。足部をもっとカイロプラクティックらしく見てみたい方、足部を見ることへの苦手感を少し和らげたい方、翌日から足部の見方を変えたい方にとって、楽しみながら学べる時間にします。
カイロプラクティック・フォーラム2026「TIME&SPACE AGEIN」
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