カイロ-ジャーナル発刊35周年記念
第2回 カイロプラクティック・フェスティバル 『TIME&SPACE』開催にあたって
1989年、今になって思えば世はまさに間違いなくバブル期でした。入社して10余年が過ぎ仕事にもすっかり馴れ、やることなすことが上手く回っていたときで、かなり調子に乗っていたのでしょう。やれるという確固たる自信もないまま、なんとかなるだろうと年数回発行、無料の不定期刊行物『カイロ-ジャーナル』を発刊しました。30代半ばでよくやれたものだと、今でも感謝し懐かしく思い出しています。
77年にとある事情から、募集にあった通りの期間(夏休みの2カ月間)だけ、バイトしようとやり始めました。当初は「週刊 科学新聞」の購読管理と発送が仕事でしたが、もうじきバイト期間が終了する時期になって、「学校に行きながら社員として」とお誘いを受け、なんとなくそちらの方へ流れてしまいました。しかし、それから47年も浜松町にいることになろうとは夢にも思いませんでした。
入社してしばらくすると、当時の社長(池田さん)から若手の営業マンがいないからと、営業全般の仕事をさせられるようになりました。と同時に、とても可愛がってもらい、何をするにもどこに行くにも連れていってくれ、筆頭株主の東海大学、中央官庁、政治家さんのところまでお供していました。まだ携帯が普及していなかった時代の話で、社長が留守となると私に回ってくるようになりました。それはカイロ界も同様で、JCAの竹谷内家に始まり、須藤清次氏、塩川満章氏、加瀬建造氏、松本茂、徳太郎父子、中川貴雄氏と次々にお会いし、そのうち社長より年の近い方々とは、直接連絡を取り合えるようになっていきました。
ジャーナル発刊後、実にいろいろなことがありました。厚生省(当時)通達(1991)、カイロ連設立(’93)、カイロ百年祭(’95)、カイロ・整体等無資格療術撲滅総決起大会(’96)、WFC世界大会(’97)、本紙発刊10周年を機に設立キャンペーンを張り、出来上がったカイロ徒手医学会(’99)などなど、当時を思い起こすと、今とは比べものにならないほど、実にいろんなことがありました。
そうして2009年に発刊20周年を迎え、記念に大井町の「きゅりあん」で盛大に第1回のカイロ・フェスティバルを開催しました。あれから15年、あっという間に月日が流れ、今年が発刊35周年に当たります。その間、世の中が急に冷えだし紙媒体の発行は続けることができなくなってしまいましたが、現在でもWeb版は健在です。
そこでもう一度、古き活気のあった時代を回顧して、年に一度くらいは学会設立当時のように、一堂に会してカイロ談議に花を咲かせたいものだと、10月13日(日)・14日(祝)に、幾度となく学会、また第1回のフェスティバルで使用した「きゅりあん」で、できるだけ多くの方々と旧交を温めたいと思っています。当日は、強力なスピーカー陣、またこれまで自発的にイベントの裏方をやってくれた仲間たちと、精一杯の会場運営、手作りの懇親会を用意し、力を合わせて盛り上げたいと思っています。そして、カイロ界の横のつながりを感じていただきたいと思っています。
ぜひ皆さんで、一堂に会せる喜びを胸いっぱい味わいましょう! そして、新たなカイロの芽を見つけましょう!
斎藤 信次
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