岡井健DCのI Love Chiropractic !
「一緒にアジャストメントを上手くなろうよ!」

 皆さん、お元気ですか? 一人でも多くのカイロプラクターの心に火をつけようと頑張るドクター岡井です。日本の暑さは一段落した頃でしょうか? 少しは落ち着いて過ごせるようになっていることを願っています。

 私は10月18日、19日にカイロテクニック・ベーシック・セミナーを東京で行います。今回のテクニック・セミナーは、前回6月に東京でセミナーをしたときに、私の予想をはるかに上回る、テクニックのベーシック・セミナーを求める声が多かったからです。そのとき私は、テクニック・セミナーをすることを約束したので、今回実現することができてホッとしています。私にとって、例えどんな小さな約束でも、約束は大切なものなのです。

 私はたまにしか皆さんにお会いする機会がないので、皆さんが何を求めているかといのがわからなかったりします。私が伝えたいことと、皆さんが求めるものが必ずしも一致するとは限りません。もちろん、皆さんが気づいていないけれど必要なものを提供して、視野を広げてあげることも大切ですが、皆さんが必要としているものをしっかりとお伝えすることも大事だと思っています。

 カイロプラクターにとって一番大切なスキルは、もちろんアジャストメント・スキルです。ただアジャストメントというものは、簡単なものではなく、かなりの訓練が必要です。そして、誰に教わるかというのも非常に大切なポイントになります。私は30年以上にわたって、多くの方にテクニックを指導してきました。指導経験を積むにつれて、あまり偏りのない考え方を持ちながらも、私の特性を活かして指導することが大切だと思うようになりました。あまり技術が高くない先生や偏った考え方を持つ先生に学ぶということは、学ぶ人の技術の伸びの限界や考え方の狭さへとつながるからです。

 私はセミナーでいつも言うことは、「私は私のコピーをつくりたいわけじゃない。私の考え方や技を学ぶことによって、それを元に自分で考えて修練を重ねてあなた自身の形をつくるように」ということです。私がなぜそのように患者をセットアップし、なぜその位置に立って構えるのか、患者の何を指先で感じようとしているのか、どのような意図でアジャストをしようとしているのかなど、すべてに理由があります。それを直接会って聞いて、感じて学ぶことは、とても意味があることです。私の本や動画だけでは、とてもすべてを伝えきれるものでも、感じ取れるものでもありません。

 ネットでの私のアジャストメント動画の再生回数は、数千回にも及ぶようですが、そこから得られるものは、実はほんの僅かなことにすぎません。動画で危険なことは、観る人によって受け取り方が間違っていたりすることです。その人によって、教えるべきポイントも違えば、応用法も変わってきます。その人に合った方法を助言することは、動画では到底無理な話です。

 一生懸命に私の本を読んで動画を観てきた方でも、実際に私のアジャストを目の前で観たり、自分で受けたりすると、皆さん一様に驚かれます。私のセミナーを20年以上にわたって受講している先生も何人もいますが、私のテクニックは会うたびに少しずつ変化していると言います。それは当然なことです。なぜなら、私は常により上手くなりたい、より患者の役に立ちたいと、アジャストメントの工夫を模索しているからです。それは私にとって永遠のテーマであり、こだわりであり、楽しみであります。もし自分がこれ以上は上達もせず、成長もできないのであれば、それは大きな楽しみを失うことになります。私が見つけた新たな工夫は、必ずセミナーで皆さんとシェアします。

 私の願いは、一人でも多くの「正しい心と考え方を持ったアジャストメントが上手いカイロプラクターを増やす」お手伝いです。自分のアジャストメントに自信を持つことができるということは、我々にとってとても重要なことです。それによって治療効果が増すこと、自分自身への満足度が上がることは幸せなことです。本当に自他ともに素晴らしいと認められる技を身につけることは簡単ではありません。しかし、その難しいことから逃げずに、向かい合って成長して欲しいと思います。サブラクセイションを正確に、自分のイメージ通りに動かすということがもたらす凄い力を知ったのなら、その技を極めることを目指すべきです。そして、その道は決してただ辛いだけのものではなく、とても興味深く、楽しく、幸せなものであると約束します。

 一人でも多くの方が、私と一緒にカイロプラクティック・テクニックを学び続けてくれることを願っています。

岡井健のマイプラクティス2025 10月18、19日開催!

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岡井健(おかい たけし)DC
1964年7月4日、東京生まれ。福岡育ち(出身はこちらと答えている)。
福岡西陵高校を卒業後、1984年単身アメリカ、ボストンに語学留学。その後、マサチューセッツ州立大学在学中にカイロプラクティックに出会い、ロサンジェルス・カレッジ・オブ・カイロプラクティック(LACC)に入学、1991年に同校をストレートで卒業する。
在学中はLACCでのディバーシファイド・テクニックに加え、ガンステッド、AK、SOTと幅広いテクニックを積極的に学ぶ。
1992年、カリフォルニア州開業試験を優等で合格。1991年から1995年まで、カリフォルニア州ガーデナの上村DC(パーマー大学出身)のクリニックで、アソシエート・ドクターとして勤務した後、サンフランシスコ空港近郊のサンマテオにて開業。2001年にはシリコンバレーの中心地、サンノゼにもクリニックを開業し、サンフランシスコ・ラジオ毎日での健康相談や地方紙でのコラム連載でも活躍。
2022年8月に27年間経営したカリフォルニアのクリニックを無償譲渡し、2022年9月よりハワイ島コナに新たにクリニックを開業。庭仕事、シュノーケリング、ゴルフを楽しんでいる。
また、積極的に留学中の学生たちの面倒を見、その学生たちの帰国を皮切りに日本での活動を始める。科学新聞社(斎藤)との縁は、2005年に出版した「チキンスープ・シリーズ カイロプラクティックのこころ」の監訳に始まり、以降15年以上にわたって出版物、マイプラクティス・セミナ、カイロ-ジャーナル記念イベントなど、またカイロプラクティック・クラブとして「ソウルナイト」(スタート時はフィロソフィーナイト)など、ありとあらゆる場面で協力関係にある。

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