岡井健DCのI Love Chiropractic !
2022年11月「ドキドキする刺激を求めよ!」
カイロジャーナルの読者の皆さん、お元気ですか? まだ日本では、一般的にマスクをしているようですね。先日、アメリカ人の患者が「なぜジャパニーズは、まだマスクをしてるんだ? まだそんなにコロナが蔓延してるのか?」と聞いてきました。私もジャパニーズの端くれですから何となく弁解じみた気持ちになって、「いやアメリカより全然感染者は少ないけど、注意深い国民性と他人を思いやるカルチャーがあるからね。それとジャパニーズは小さいときからマスクをつけてるから、比較的慣れているのさ」と答えました。そう言いながら頭の中では、いつまで日本ではマスクしなきゃいけないのだろう? という思いがよぎりました。日本人がコロナのパンデミックで委縮した気持ちから脱却できるのには、もう少し時間がかかるのかもしれませんね。
とは言え、人々の健康をプロモートするカイロプラクターが委縮していてはいけません。人に元気を与えるためには、こちらがその倍は元気でポジティブである必要があります。私も毎朝クリニックに来ると「さあ、今日もみんなを元気にするため明るく頑張るぞ!」と口に出して言います。実際に言葉にして、それも自分の耳から脳にメッセージとして伝えるのです。
人間の脳というものは外部からの刺激に反応します。だから、ただ思っているだけより、声に出してメッセージ化して脳に伝えることは、とても有効で意味のあることなのです。独り言というと何となくネガティブな感じですが、自分に強く言い聞かせて頑張るというイメージだと納得いくのではないでしょうか。いろいろな悩みの答えも、頭ではわかっていてもなかなか気持ちが晴れないときは、この方法で大きな声で脳にメッセージを送ってみてください。きっと驚くほど効果があると思います。
さて、11月26日と27日は東京で3年ぶりとなる私のカイロプラクティック・セミナー『マイプラクティス』を開催します。「もっとアジャストメントが上手くなりたい!」というトピックで私のアジャストメント・テクニックを紹介して、参加者が抱えている課題を私が一緒に考えて、実際に指導していくスタイルのものです。ですから参加する方は、セラピーウェイから出版されている私のテクニック・ブック「マイプラクティス カイロプラクテック 基本テクニック論」に、もう一度目を通してから参加していただくと、さらに有効な時間となると思います。
また、ご自身が抱える問題や、もっとここを改善したいなどというチャレンジを持ち込んでいただけると嬉しいです。私のテクニック・ブックにはないアジャストメントや方法についても、私がわかる範囲内ではお手伝いします。ディバーシファイドといっても千差万別でいろいろな方法がありますし、ガンステッドのアジャストメントなどで行き詰っている方もお手伝いできます。私にわからないものは、わからないと答えるかもしれませんが、その中でも一緒に考えてみることはしたいと思います。
テクニックのセミナーは大変人気があるのですが、私がよりオススメしたいのはそれ以外の座学の部分です。座学と言っても難しい話をするわけではなく、皆さんに気づきや元気、やる気、行動力を与える内容です。今回は「刺激」というものを中心にセミナーを構成しました。新しい情報にばかり飛びついてしまうのが人間の悪い癖ですが、聞いたことがある、知っていると思っていることの中で実行できていない、活用できていない大切なことが山ほどあります。そんな知っているはずの大切なものに気づいていない私たちが、新しい情報ばかり求めても、それはタンスにしまわれていく着ない服をどんどん増やしていくようなものです。
皆さんは、実は幸せにカイロプラクターとして成功し、自分をどんどん成長させていくために必要な、十分な知識や情報を既に持っています。ただ使い方を知らないということに気づいていない。そういった大切なことを一緒に考えていくのが、マイプラクティスの良いところだと思っています。無理に薄っぺらな新しい情報をどこからか引っ張ってきて皆さんに提供しても、それは私のものではなく他の人のものです。
私は毎日マイプラクティスの準備をしています。準備をしながら、自分が一番楽しんでワクワクドキドキしています。人間にはドキドキするような刺激が大切です。「何か面白いこと、楽しいことはないかな~」といつも口癖のように言っている方を見ると、それは自分でドキドキするような機会をつくっていかないと、なかなか勝手に向こうからはやってはこないですよと言いたくなります。
あなたは最近ドキドキしていますか? コロナ禍の中、家でネット中心の生活をしていてはドキドキも少なくなってしまいます。刺激が少ないと、頭も心も体も自分では気づかないうちに委縮していきます。ぜひ、思い切って私のマイプラクティスに来てほしいです。そして一緒に楽しくカイロプラクティックについて、人生について語り合いましょう。
また11月26日土曜日の午後6時からは、同じ会場で3年ぶりのカイロプラクティック・ソウルナイトも開催されます。私を含め4名のDCがカイロプラクティックについて、人生について皆さんに興味深いお話しをします。皆さんの仲間や家族、クライアントの皆さんと一緒に参加してみてはどうでしょうか。これをきっかけにカイロプラクターになった方も何人もいらっしゃいます。やはり新しい出会いとドキドキは大切ですね。
私も当日は今回のテーマである「勇気をもって跳べ!」と同じ演目でお話しさせていただきます。もう今からワクワクドキドキしています。皆さんも勇気をもって一歩前に出てマイプラクティスとソウルナイトに参加してみてください。きっと素敵で最高な刺激を感じることができると思います。当日、たくさんの方に参加していただけることを願っています。
11月26、27日開催 岡井健DCマイプラクティス「もっとアジャストメントが上手くなりたい!」はこちら
岡井健(おかい たけし)DC
福岡西陵高校を卒業後、1984年単身アメリカ、ボストンに語学留学。その後、マサチューセッツ州立大学在学中にカイロプラクティックに出会い、ロサンジェルス・カレッジ・オブ・カイロプラクティック(LACC)に入学、1991年に同校をストレートで卒業する。
1992年、カリフォルニア州開業試験を優等で合格。1991年から1995年まで、カリフォルニア州ガーデナの上村DC(パーマー大学出身)のクリニックで、アソシエート・ドクターとして勤務した後、サンフランシスコ空港近郊のサンマテオにて開業。2001年にはシリコンバレーの中心地、サンノゼにもクリニックを開業し、サンフランシスコ・ラジオ毎日での健康相談や地方紙でのコラム連載でも活躍。
また、積極的に留学中の学生たちの面倒を見、その学生たちの帰国を皮切りに日本での活動を始める。科学新聞社(斎藤)との縁は、2005年に出版した「チキンスープ・シリーズ カイロプラクティックのこころ」の監訳に始まり、以降15年以上にわたって出版物、マイプラクティス・セミナ、カイロ-ジャーナル記念イベントなど、またカイロプラクティック・クラブとして「ソウルナイト」(スタート時はフィロソフィーナイト)など、ありとあらゆる場面で協力関係にある。
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