斎藤信次残日録 其の四十九「12月 その3」

今年は一昨日で終わりのはずだったが、そして紅一点の登場

一昨日の午前中は科学新聞社の定期健康診断だった。例年だと6月中旬から7月上旬にかけて行われたが、今年の流行語大賞にもなった「3密」を避けるためか、この時期になった。案の定、検査を待つ長椅子には一人分空けて座るように貼り紙が施されていた。毎度のことだが締めがバリウム検査、イヤだと駄々をこねるわけにはいかないが、何回やってもこれだけは嫌々である。

辻本のWebセミナーがある水曜日は、いつもよりちょっと早めに帰宅し、19時半からの講義開始を前にZoomに入室、参加者が入室してくる前に辻本、ワンバイワンの内田氏と雑談。最もこの雑談はWebセミナーすべての前のお決まりの行事である。そうして昨日は10月21日から7週(回)にわたって行われた第2期の最終回、ということは終了後の例会(ただの飲み会)も来年2月までしばらくお休みになるはずだった。

が、辻本が先週の講義(第6回)の前にPCを買い替え、その準備が整う前に当日を迎えてしまい、結果、音声が非常に聞き取りにくいまま終わってしまった。このまま終了してしまっては参加者に申し訳ないと、1週後の9日、同じ時間にもう一度やり直すことになった。なので、例会も来週もう1回ということになった。常連の有志たちも「来週もあるんですね」などと言い合いながら飲み会スタート。

もう既に10回ほど行っているので、だいぶ馴染んできていて、山﨑の誘いでセミナーには参加していないが、紅一点で大野静香が途中から参加した。静香との付き合いももう優に10年を越えている。静香がまだアラサーに入る前から、ウチ主催のセミナーにいくつか参加してくれていたので、結構な頻度で会っていた。しかし今年だけは、春先からしばらく会っていなかったので、久しぶりの画面越しの再会となった。

 

日を跨いじゃったけど、「若者よ、ペンを抱け」ということで

昨日の話題は、これまでも幾度となく話題に上っている原稿を書くということ。最近、執筆活動にも脂がのってきて書き慣れている山﨑は別にして、全員に「書けぇー、書けぇー、書くんだ、〇〇!」(うわぁー古っ! 数十年前のアニメ「あしたのジョー」からのパクリです)と思いっきり煽った。既に第1弾を書いてくれた辻本には「次は連載」と、門川には「締め切り、過ぎてるよ」と、そして初参加の静香にも「書くんだ、静香!」と。実現するかどうかわからないが、静香のネタには私も興味津々、ぜひ実現させたいものだ! 静香をご存じの方、「期待してるよ」と側方からの援護お願いします。

そうこうしているうちに時間は過ぎ、日を跨がないことを申し合わせていたにもかかわらず、終わったのは門川の「もう1時ですよ」という声で、「えーっ、もう」というお開きだった。何してるんですかね? でも、これで何人かが執筆してくれたら、実りある飲み会だったということになる。出ました、得意の自己弁護! ここまでノー天気に思えるということは、もはや自己弁護も芸術の域に達していますな!

 

2カ月ぶりの吉田の治療

昨夜の10時頃、千歳の吉田から「明日午前中にオフィスに行ってもいいですか?」とLINEが入っていたが、宴たけなわで全く気づかなかった。気づいたのは1時過ぎ、もう返信する時間ではなかったが、今日の午前中の話なので、朝読んでくれとばかりに「10時以降ならいいよ」と返信して寝た。

吉田は10時半にやってきた。1時間ほどこの2カ月のことを話し、お決まりの治療を受けた。「肝臓が疲れてますね! 昨日、夜中まで飲んでいたら仕方ないですね!」と言われたが、「いや、お腹の中にはまだバリウムが」と決してお酒のせいにしないのが、酒飲みの(ここでも)自己弁護である。爽快な気分で治療を受けたわけではなかったが、体全体をチェックしてもらい、すっきりすることができた。ホントにいつもありがとう!


斎藤 信次(さいとう しんじ)
2016年6月、科学新聞社の代表取締役社長を勇退、顧問に就任今後はこれまでの経験を活かし、同社の出版事業をサポートするかたわら、広く手技療法界全体の活性化を目指し、独自の活動を展開していく予定幅広い人脈を持ち、また人情味にも厚く、業界の良き相談相手であったことから、今後ますますの出番が予想される力強い助っ人

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