中川貴雄D.C.による「脊柱モーション・パルペーション」(1985年刊)の出版から40年以上の時が流れた。出版当初、中川氏の名前も検査法の名称も日本ではあまり知られておらず、すぐに売り上げを伸ばすということはなかったが、中川氏のアメリカでの大学(LACC、現SCUHS)の先輩、須藤清次D.C.の招きにより日本でセミナーを行ったあたりから、LACCで教鞭を執る中川氏の名前、それに伴いレントゲンを使えない日本で、より精度の高い動的触診検査の重要性から徐々に売り上げを伸ばし、以来40年にわたり今なお教科書として採用され、当社出版物を強力に牽引してくれた。
今回の出版は、その後40年にわたる中川氏の進化の礎ともなっている「脊柱モーション・パルペーション」の集大成版を制作し、後世の人たちにもこの検査法を治療のベースにして欲しいという願いを込めて上梓したものである。セミナーの内容は、新刊に掲載することができなかった二つのトピックを東京と大阪に分け、現段階のものを公開することとし、可能であれば東京、大阪の両方に参加して欲しいと願っているが、どうしても片方しか無理という方たちのために、中川氏の提案で当日は動画撮影し、参加できなかった分を後日配信することとしている。肋骨、顎関節の講義を受講できる数少ない機会になることは必至、是非ともこの機会に事情が許せば両方、とにかく片方だけでも参加していただきたいと願っている。
10月18日(日)東京
「上背部の症状を治療する」 肋骨モーション・パルペーションと治療
1.上背部に起こる症状とその発生部位
2.上背部症状の治療のために行うべきこと
3.身体全体との関連を考える
4.局所の症状を考える
1.上背部の検査
①上部胸椎スタティック・パルぺーションとモーション・パルペーション
②肋骨のスタティック・パルぺーションとモーション・パルペーション
2.上背部の治療
①上部胸椎モビリゼーション
②肋骨モビリゼーション
•第1肋骨
•第2肋骨
•第3肋骨以下
③肩甲骨モビリゼーション
④肩甲骨周囲筋のマイクロリリース
5.実際の治療デモ
1.肋間神経痛
2.頑固な背部違和感
3.肩こり
4.内臓障害
11月29日(日)大阪
「顎関節の症状を治療する」 顎関節および上部頚椎のモーション・パルペーションと治療
1.顎関節に起こる症状とその発生部位
2.顎関節の治療のために行うべきこと
3.身体全体との関連を考える
4.局所の症状を考える
1.顎関節の検査
①咀嚼筋
②顎関節のスタティック・パルペーションとモーション・パルペーション
③環椎のスタティック・パルペーションとモーション・パルペーション
④後頭骨のスタティック・パルペーションとモーション・パルペーション
⑤顎関節と脊柱
2.顎関節の治療
①咀嚼筋の治療
②顎関節モビリゼーション
③環椎モビリゼーション
④後頭骨モビリゼーション
⑤頚椎モビリゼーション
⑥脊柱モビリゼーション
5.実際の治療デモ
1.開口障害
2.閉口障害
3.片頭痛
中川 貴雄(なかがわ たかお)

一般社団法人日本カイロプラクティック徒手医学会(JSCC)前 会長
モーション・パルペーション研究会(MPSG) 会長
明治鍼灸大学(現 明治国際医療大学)保健医療学部 柔道整復学科教授
宝塚医療大学 柔道整復学科 教授
著書
脊柱モーション・パルペーション
カイロプラクティック・ノート1&2
四肢のモーションパルペーション上下
四肢のマニピュレーション
他
訳書
関節の痛み
オステオパシー臨床マニュアル
オステオパシー・テクニック・マニュアル
カイロプラクティック・セラピー