4月13日、業界で知る人ぞ知るマニアとして君臨する荒川恵史氏が、盟友の木村功氏のサポートを受け、標題セミナーのVol.Zeroが行われた。会場は当社の一室で地味にと計画されていたが、荒川氏の「本格的に始める前に、Vol.Zeroを参加しやすい値段で」という希望から、手狭な会場となったが、その分、講師と参加者の距離が近く、いいセミナーになる予感のする、とてもいい感じの開催前の雰囲気だった。そんな中でセミナーはスタートした。午前中は荒川氏の本セミナーにかける想いをまとめた資料によって進められ、午後は参加者の興味の的、本セミナーのサブタイトルにも謳われている「体の使い方」の実技となった。参加者は、荒川氏のほんのちょっとした体の使い方によって起こる変化に、不思議なものを見せられているような呆気に取られた表情になっていた。二人一組の実習では、木村氏も個々の指導に加わり、全員に「これ」というものを感じてもらわなければVol.Zeroの意味がないとばかりに、講師二人の奮闘でおおよその目的は達せられ、あっという間に終わった感じだ。次回Vol.Oneの日程は、参加者に問う形で6月8日に決まった。いよいよ秘伝と言っても過言ではない、荒川ワールドの本格的スタートである。乞うご期待‼
荒川 恵史(あらかわ しげちか)
昭和36(1961)年 愛知県生まれ。中学生の頃より武術、武道に触れ手技治療家を目指し、19歳で上京、姿勢保険均整専門学校に入学。武道修行の縁で師匠、塙正明師と出会う。卒業後22歳で、愛知県に戻り身体均整法の施術所を開業。全国療術師協会(全療協)で療術を学び、カイロプラクティックと出会う。真言宗醍醐派当山派修験道で得度出家、恵印法流加行、七壇法の伝授を授かる。肥田式強健術、中国武術、神秘主義、大東流合気柔術など体術の修行。上部頚椎アジャストメントの施術を受け感動し、カイロプラクティック習得に没頭する。シオカワスクールで上部頚椎およびガンステッド・テクニックを学ぶ。米国ガンステッド・セミナー、侍セミナーで研鑽を積み、侍セミナーではブロンズメダリストとなる。オブジェクティブ・カイロプラクティック TIC道で上部頚椎カイロプラクティックを学ぶ。北名古屋市の空手道拳布会で空手、体術を学び、武術、武道が徒手療法のエッセンスであることを感じ、体系構築を模索。現在、全療協・常任理事、東海ブロックおよび愛知県の会長を務める。
木村 功(きむら・いさお)

・柔道整復師
・シオカワスクール オブ カイロプラクティック卒(6期生)
・一般社団法人 日本カイロプラクティック徒手医学会(JSCC)で長年、理事、副会長兼事務局長を務める
・マニュアルメディスン研究会 会員
・カイロプラクティック制度化推進会議 理事