セミナーレポート
和泉宏典による『カイロプラクターのための栄養学』

昨年4月に開催予定だった、和泉宏典先生による「カイロプラクターのための栄養学」が10月24日(日)に、満を持して開催されました。
1年半の間Webセミナーとして開催される中で、回を重ねることに評判を呼び、参加者数も当初の倍にまでなる人気セミナーとなりましたが、今回は和泉先生も主催者も待望の対面セミナーの実現となりました。会場はコロナ禍の現状に配慮して、1テーブルひとりずつ着席していただき、十分なソーシャルディスタンスを維持しました。

幼少期、虚弱体質だった先生がカイロプラクティックと出会い、さらに栄養学と出会う中で現在の治療スタイルを構築されてきたことについて、これまでのセミナーでも何度かお聞きしましたが、実際に健康的でエネルギッシュな先生を目の前にすると、それがいかに重要なことだったのかが、ひしひしと伝わってきます。
前半はこれまでWebで中心的に講義してこられた、病気や栄養学の基本的な考え方、ストレスなどベースとなる部分の確認、さらに交感神経系や糖代謝、各栄養素について。後半は特にタイトルにあります、触診・視診で確認される栄養学的問題点の把握の仕方について、実際にどこにどのようなサインがでてくるのか、確認すべきことを実技を交えた内容となりました。

今回のセミナーでは、治療法や栄養指導ということより、まず今の患者の状態を把握し、そしてそれを患者自身に教えることの重要性についてが中心で、それを実践することで自分たちが提供できるものの価値やその効果をアップさせることができるだと話されていました。
治療の中にどのレベルで栄養学を取り入れるかは人それぞれですが、どのような場合でも正確に判断できる能力を持つことでそれが有効となり、それぞれの治療の幅が広がっていくことは間違いないです。
実技指導をはじめ先生の熱のこもった講義がつづき、参加者からの質問も途切れることがなかったため、多くの内容が用意されていましたが、最後までカバーすることができず、次回のWebセミナーに持ち越しとなりました。
久しぶりの対面セミナーだった方も多かったようですが、画面上にはない実際に向き合うことで生まれるものを得ることのできた、価値ある一日だったのではないでしょうか。

今回のセミナー、まだ東京への移動が難しかった方も多く、「動画配信してほしい」との希望が多数寄せられました。和泉先生ともご相談しましたところ、「今回の内容は、これまでのWebの内容とつながっていますので、第Ⅴ期として配信した方がいいんじゃないか」ということになり、配信を行うことが決定しました。詳細は下記よりお願いいたします。

「触診と視診でわかる患者の健康状態」動画配信はこちら

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