第4章
8月1日 1,急性痛の機序
9月5日 2,慢性痛の実態
10月3日 3,急性、亜急性、慢性の弁別
丸山 正好(まるやま まさよし)
提唱する神経学を「局在神経学」と謳い、「神経学を学び続ける」と題し、東京(第2日曜日)、大阪(第3日曜日)で対面セミナー、さらに第1~3木曜日、午前8~10時でWebセミナーの講師を毎月務め、神経学を学ぶことを推奨し、その普及に精魂を傾けている。
増田 裕D.C. D.A.C.N.B.神経学セミナー初期メンバー。
- 『慢性痛のサイエンス -脳からみた痛みの機序と治療戦略-』 場 道子 著/医学書院 刊
- 増補改訂新版『痛みと鎮痛の基礎知識』 小山 なつ 著/技術評論社 刊
『痛み』とは一体、何なのでしょう? 自分の「痛み」を他人に理解してもらうのは、とても難しいことです。それは、「痛み」は非常に複雑で特殊な感覚だからです。そのときの環境や情動で変化するため、万人を対象にした基準を設けることができません。
私たち臨床家にとって、「痛み」は永遠のテーマです。しかし、急性痛と慢性痛の発生機序や鎮痛機序など不明瞭な点が多すぎます。末梢、中枢、脳の受領領域で何が起こっているのか? 生理学的、神経学的に「痛み」を理解することで、日々の臨床に役立てていただければと思っています。
このシリーズはかつてコロナ禍の真っただ中に、「局在神経学講座」の第4期として東京会場で1年かけて行いました。しかし正直、私自身が消化不良を起こしたまま、自分のテーマとして突き進んでいった感が強く、参加していただいた方々には、大変申し訳ないことをしたと反省しています。
それが大阪会場で新しい対面シリーズとして、今年春から午前中の2時間を充てさせていただき、再度まとめさせていただいたら、2時間の小分けにすることで非常に整理しやすいことがわかりました。そこでWeb講座でもシェアさせていただこうと、これまでの内容にさらに最新の研究情報なども取り入れ、Web用に再編集したもので講義を進めさせていただこうと思っています。
これまでのWeb講座が原則、第2~4木曜日の午前8時から10時なので、木曜日を動かさずに月1回、第1木曜日の同じ時間にさせていただこうと思います。本シリーズも長くお付き合いいただければ幸いです。
丸山 正好