年末のご挨拶
~来年もよろしくお願い申し上げます~

「この一年間本当にお世話になりました。どうか良いお年をお迎えくださいませ」

 大した予定もないまま、その過ごし方を考えるだけでも気が重くなる9連休を前にして、残された数少ない今年を振り返り、皆様への年末のご挨拶かたがた、自分自身に新しい年を迎える気構えを注入しようと思い立ち、久しぶりに自分の原稿を書くことにした。コロナ前まではミスター忘年会と言われるほど、年末は日々宴会に明け暮れていた。しかし、なぜか(理由は明らかなのだが)クリスマスイブだけは、ほとんどと言っていいほどお誘いがなかった。今年も23日まではなんやかやと予定が詰まっていたが、案の定、今年もかであった。「さて今日の夜はどこで飯(もちろん、だけではない)を食おうかな」と思っていると、5時過ぎに大陰君から「今、塩川(満章)先生の治療を受け終えたんですけど、これから行ってもいいですか?」と電話がかかってきた。渡りに船とは正にこのことで、「どうぞ、どうぞ」もひとつオマケに「どうぞ、どうぞ」。そうしてやってきた大陰君に、たぶん今年最後となるであろうアジャストを受け、それから美味しい蕎麦屋で一杯やりながら楽しい時間を過ごすことができた。昨日(25日)も今年最後の忘年会が入っていたが、大陰君のお陰(大陰)で体調も良く気持ち良く締めることができた。大陰君、ありがとう!

 今年春先の一番の仕事は、昨年8月末で解散した日本カイロプラクティック徒手医学会の残務整理だった。作業を進める中で、「これで学会も完全に終わりか」と思うと、一抹の寂しさを感じた。そんな時、創成期の学会の活発な活動のようなもので、正月に起きた能登半島地震の被災地を支援することはできないものかと痛切に感じ、チャリティーイベントの開催が脳裏に浮かんだ。それで会場獲りから始めたが、これはこれまでの経験上、大井町駅前の「きゅりあん」しかないと確信したが、その時点で10月の抽選会に臨むしかなかった。抽選で引き当てられるか、運を天に任せるかしかなかったが、獲れた時は「よっしゃあー」と自然にガッツポーズが出た。そこから「TIME&SPACE」までの半年が始まった。

 よくよく考えると、今年が当社のカイロ関連事業開始から55年、事業開始20年を記念して発行した「カイロジャーナル」が35年、それから20年、第1回のカイロフェスから15年だった。だからどうしたという話だが、これも因果だろうとイベント案内にそれらをすべて謡った。自分を奮い立たせる意味もあったが、「皆さん、カイロをもっと見直しましょう」という気持ちもあった。今思うと、スピーカーを引き受けてくださった錚々たるメンバー、中川貴雄、和泉宏典、塩川満章、榊原直樹、辻本善光、小倉毅、丸山正好氏(発表順)は、よくぞ講師料なしというこの企画に賛同してくださったものだと、今さらながらいくら感謝しても感謝しきれない。また参加いただいた方々からも一部を寄付金として、さらに参加できない分をと、名古屋の鈴木喜博氏や山梨の吉岡一貴氏からも寄付をお預かりした。お陰様で先月、「石川県令和6年能登半島地震災害義援金」の口座に振り込ませていただきました。皆様、ホントにありがとうございました。

 「TIME&SPACE」は来年もというか、私がこの作業を続けられる限り、「1年に1回ぐらい、皆さん集まって刺激し合いましょう」と続けていきたいと思っている。さて次はどういう人たちにスピーカーをお願いしようか、その次は、とイメージは広がるばかりだ。いつまで続くかわからい、私の老後の楽しみに末長くお付き合いいただけたら、これに勝る喜びはない。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

斎藤 信次

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