- 新関節アプローチ
- 一般的な関節の反応と病理/肩の機能解剖学
- 滑り器官の治療
- 骨の治療
- 肩の脈管マニピュレーション
- 肘の機能解剖学
- 肘の受動的固定要素へのマニピュレーション
- 手関節と手の機能解剖学
- 母指のマニピュレーション
- etc.
- オステオパシーの第一人者であるバラルD.O.とクロワビエD.O.の豊富な実践経験に基づく貴重な成果である。
- すべてシンプルかつ正確な手技であり、またすべて独自に開発された新しい関節アプローチ法である。
- 皮膚、腱膜、筋肉、靭帯、骨、神経など、関節の機能を妨げる可能性のあるすべての要素が考慮されている。
- 内臓、心理・感情、行動などが関節の遊びに及ぼす影響についても丁寧に解説している。
- 術者が患者の痛みを軽減するために必要なテクニックを的確に選んで簡潔に説明している。
ジャン=ピエール・バラル
ヨーロッパ・オステオパシー・スクール卒業。パリ北大学医学部修了。オステオパスD.O.として臨床および教育の場で豊富な経験を持つ。クロワビエと共同で治療法を開発。優れた著書多数。知識と治療法において世界的に高い評価を受ける。
アラン・クロワビエ
A.T.スティル・アカデミー修了。オステオパスD.O.として治療活動を続けるかたわら、フランス・オステオパシー大学などで講義を担当。バラルと協力して治療法の開発やカリキュラム編成、著作活動を行う。実績が高く評価されている。
なぜ「新マニピュレーションアプローチ」なのか?
本書では、小さな振幅の動きを使う手技が紹介されているが、いずれもシンプルで正確な手技である。これらはすべて新しく、独自に開発された方法であり、まさにバラルとクロワビエの豊富な実践経験の成果である。
また本書では、皮膚、腱膜、筋肉、靭帯、関節包、滑膜、滑液包、脂肪、軟骨、関節唇、骨、神経、動脈という、関節の機能を妨げる可能性のあるすべての要素が十分に考慮されている。
さらに本書では、内臓、心理・感情、行動などが関節の遊びに及ぼす影響についても丁寧に解説している。
たとえば筋肉と靭帯だけを取り上げてみても、上肢には56個の筋肉、126個の靭帯が存在しているが、本書では、術者が患者の痛みを軽減するために必要なテクニックを的確に選り抜いた上で、簡潔に説明している。
したがって本書は、実技を深め、施術範囲を広げたいと願うオステオパシー施術者や学生、また理学療法士やほかの手技療法家の人たちすべてに向けて書かれた格好の書と言える。
(なお、原著は3巻完結シリーズの第1巻で、今後、《体幹》が出版される予定である)