第3回カイロプラクティック・フェスティバル 「昨日、今日、明日」

¥19,800 ~ ¥35,200

第3回カイロプラクティック・フェスティバル 「昨日、今日、明日」

カイロ-ジャーナル主催

第3回 カイロプラクティック・フェスティバル
「昨日、今日、明日」

日 時: 9月27日(土) 10:20~17:25
           ※17:45~19:30 懇親会 
     9月28日(日) 9:30~16:35
会 場: きゅりあん(品川区立総合区民会館)大&中会議室
     東京都品川区東大井5-18-1
     JR京浜東北線・東急大井町線・りんかい線 「大井町駅」
     (JR大井町駅東口正面の、LABIの入るビルの6階)
参加費: 両日参加 35,200円(税別32,000円 昼食代を含む)
     1日参加 19,800円(税別18,000円 昼食代を含む)
     ※懇親会は無料でご参加いただけます。

両日参加

販売価格
¥35,200

数量

在庫 : 在庫有り

27日参加

販売価格
¥19,800

数量

在庫 : 在庫有り

28日参加

販売価格
¥19,800

数量

在庫 : 在庫有り

《開催にあたって》
 昨秋15年ぶりに第2回目となるカイロプラクティック・フェスティバル「TIME&SPACE」を開催した。きっかけは元旦の能登半島地震だった。阪神・淡路、東日本と微々たるものだったが支援させていただいた。今回も何かしなきゃと考えたとき、現役のときと違い出版関連事業だけ任され、経理と不慣れなOA機器に関すること以外は、ほとんどワンオペで休日のセミナー等で、ほぼ毎日出勤の身の上である。できることは一つ、以前と同様、お付き合いのある先生方にお願いし、講師を引き受けていただき、イベントを開催してできるだけ多く義援金として寄付することしかない。お誂え向きに、ちょうど科学新聞社のカイロ事業55年、20年のときの記念事業であったジャーナル発行から35年という節目の年だった。「よし、これで行こう」と胸突き八丁の立ち上げだった。
 それからもう一つ背中を押してくれたのは、数年前からのコロナ騒ぎで人の集まりは自粛、その影響で学会も解散せざるを得なくなり、人が集まる機会が恐ろしく少なくなっていたことだった。さらに「よぉーし」という気にさせてくれた。結果、期待したほどの集客はできなかったが、きら星がごとき講師の先生方の賛同を得て開催できたことは、私にとってはかけがえのない財産の証明であった。「よし、一年に一度ぐらいはこんな集まりがあったっていいじゃないか」と継続を心に誓い、そして今年の「昨日、今日、明日」の開催である。今年も錚々たる先生方のご協力をいただけた。まさに百花繚乱、あとは講師と講演内容をご覧いただき、ぜひともご参加いただきたいと願っている。個人的には、初日夕刻の手づくりの懇親会で、旧交を温めるなり新しい交流のスタートとしていただければ、これに勝る喜びはない。

斎藤 信次

9月27日(土)
10:20~10:30 開会式 斎藤 信次
10:30~12:00 「治療家の道を歩んで56年 昨日、今日、明日」冨金原 伸伍
12:00~13:00 昼休み
13:00~14:25 ワークショップ
        A:「筋力に頼らないアジャストメントの身体操作」荒川 恵史
        B:「眼球運動に現れる神経機能」丸山 正好
14:30~15:55 「KCSにおける私のカイロプラクティックに対する考え」桑岡 俊文
16:00~17:25 「新・AO(アトラスオーソゴナル)の世界」井上 裕之
17:45~19:30 懇親会

9月28日(日)
9:30~10:55 「稀有な症例」荒木 寛志
11:00~12:25 ワークショップ
        C:「『ギモン』が『カクシン』に‼」古谷 真人
        D:「姿勢と運動連鎖」辻本 善光
12:30~13:30 昼休み
13:30~14:30 「カイロプラクティック哲学」賀来 史同
14:30~16:30 「カイロプラクティックの三位一体~生命の三大要素と健康の本質~」塩川 満章
16:30~16:35 閉会式

※スピーカーの方々のお名前は敬称を略させていただいております。

9月27日
冨金原 伸伍「治療家の道を歩んで56年 昨日、今日、明日」
 治療家の道を歩んで56年、昨日、今日、明日、なぜこの道を歩むようになったのか、と経緯を自問自答してみると、一連の物語が垣間見えてきました。一見、自分が決めて行動してきたにもかかわらず、知らず知らずのうちに何かに導かれていたことにふと気がつきました。この物語は中学3年生の春から始まりました。体操教師のひと言から物語は紡ぎ始められて、今日に至っていることを当時15歳の私は全く知る由もなく、ただひたすらに人生劇場の糸を紡いでいることに気がつき、この道が治療家への道であったことをHis Story(history)であったと思う今日この頃です。

荒川 恵史「筋力に頼らないアジャストメントの身体操作」
 アジャストメントの力を発揮させるためには、上腕三頭筋や大胸筋を用い、そのフォースを作り出すことが常識とされています。さらに大きな力が必要とされる場合は、ボディードロップを用いた体の落ちる力が使われています。これらの方法は、体格の良い人やトレーニングで鍛え上げられている人の方法で、今回紹介させていただきたいのは、筋力、体格に関係なく、十分なフォースを出すシステムです。アジャストメントの最終段階まで、途切れることのないコントロールをして作り出されたフォースを伝えるためのメソッドです。

丸山 正好「眼球運動に現れる神経機能」

桑岡 俊文「KCSにおける私のカイロプラクティックに対する考え」
 私自身が臨床家として歩んできた道のりと、その中で築き上げてきたカイロプラクティック観を軸にお話ししたいと思っています。延べ10万人以上の臨床経験を通じて到達した理想のスラスト技術とは何か、その理論と技術的背景を明らかにしつつ、なぜKCSが教育に力を入れてきたのか、また今後どのような教育が社会に求められるのかをお話しさせていただきます。KCSの理念と実践、そして未来を担うカイロプラクター育成のビジョンを共有する講義にしたいと思います。

井上 裕之「新・AO(アトラスオーソゴナル)の世界」

9月28日
荒木 寛志「稀有な症例」
 皆様方は臨床で様々な患者さんを診てこられたと思います。その訴えの中で、「う~ん、何か変だな?」「私で解決できるんだろうか?」という気持ちを持たれた経験がおありだと思います。私も開業32年間の中で、「稀有な症例」に数多く接し、独自の観方と施術方法でなんとか解決してきました。例えば、「時計が壊れる」「消化器の腫瘍」「33年間の大腿外側のイライラ感」「打撃不振(野球)が改善しない」「骨折」など。今回はその一部をご紹介させていただきたいと思います。

古谷 真人「『ギモン』が『カクシン』に‼」
 「筋肉の硬さ」「左右差がある」「どうして?」を左右非対称の考えをもとに、テーピングと運動療法でどこまで対応できるかをお伝えしたいと思います。
アプローチの仕方:
①テーピング・運動療法前後の骨格チェック
②テーピングは、痛みの部位を対象にすべきか? 痛みの原因を診るべきか? 「痛いところに貼らない」
③運動療法か? テーピングか? 有効なタイミング「脊柱伸展の程度を見極める」
やってみましょう! 診て、触れて、感じてください‼

辻本 善光「姿勢と運動連鎖」
 カイロプラクティックをはじめとする徒手療法は神経筋骨格系の障害が中心になります。とりわけ姿勢は末梢からの情報を中枢神経系が処理し、運動器に出力することによって形成されます。また、姿勢の形成において「運動連鎖」は感覚情報の入力と運動情報の出力によって成り立ちます。感覚情報がどこで阻害されているのか? どの運動出力に問題があるのか? 今回は姿勢という結果を指標にその原因となる問題点を参加者の先生方と共有できればと思います。

賀来 史同「カイロプラクティック哲学」
 自然(宇宙)と人間(人体)については、今日まで多くの哲学者が様々な表現を用いて、人間の精神、心、肉体、魂について語っています。しかし、これらの哲学にカイロプラクティックとの共通点を見出すことはできません。カイロプラクティック哲学はシンプルです。それは人体という生命体を、知能、力、肉体(物質)という三位一体として捉えていることです。それを臨床の基盤とした、サブラクセーションのアジャストメントこそが、カイロプラクティックの職業を特徴づけるものと言えます。
 カイロプラクティック哲学33の根本原理、No.28先天的治癒力(自然治癒力)に、「自然治癒力は動物において身体の神経系を通して作用する」と断言しています。この明確な断言は、カイロプラクティック以外の東洋、西洋医学にはありません。なぜなら、カイロプラクティックは病気や症状を対象としたものではなく、身体に生まれながらに備わった自然治癒力による自然治癒力に焦点を当て、今日まで発展してきたからです。創始者DD、発展者BJの言葉にあるように、カイロプラクティックは病気の診断、治療をすることはありません。
 今回の講演を通して、すべての存在の根源がある『宇宙の叡智』、その叡智と直接つながる個々の魂、生命、意識の基となる『先天的知能』、そしてアジャストメント後も常に患者自身の自然治癒力を左右する『後天的知能(教育された脳)』について話させていただきます。カイロプラクティック哲学への理解が皆様の臨床の手助けになれば嬉しく思います。

塩川 満章「カイロプラクティックの三位一体~生命の三大要素と健康の本質~」
 カイロプラクティックの根幹を成す「三位一体の概念」、すなわち「生命の三大要素と健康の本質」についてお話ししたいと思います。私たちの生命は、驚くべき精密なシステムによって成り立っています。その中でカイロプラクティックが大切にしている考え方が「三位一体」です。これは、脳・脊髄・神経が統一されたシステムとして働き、生命活動を支えているという概念です。そして、この三位一体が正常に機能している状態こそが「健康」であり、そのバランスが崩れることで「病気」が生じるのです。
 「生命の始まり -人間の誕生プロセス-」、「脳と神経の役割 -健康を維持するメカニズム-」、「健康とは? -100%の情報伝達が生命を支える-」、「カイロプラクターの使命 -サブラクセーションをなくすこと-」、「まとめ -カイロプラクティックが目指すもの-」という流れでお話しさせていただきます。

冨金原 伸伍D.C.

関西鍼灸柔整専門学校卒業。あん摩マッサージ指圧師、鍼灸、柔整師免許取得。1973年 パーマー・カイロプラクティック大学入学。74~75年にかけてシャーマン・カイロプラクティック大学在籍。76年 パーマー大学卒業、D.C.取得。77~78年 カリフォルニア州鍼免許取得後、同通訳官。アメリカ在住期間、3カ所の少林寺拳法支部を開設、4段正拳士認可。帰国。79年 冨金原治療所(神戸東洋医学センター)開設(センター長)、現在に至る。83年 冨金原カイロプラクティック学院設立。87年 学院の実技研修所として鍼灸整骨院 鷹ノ羽開設。全日本柔整師協会開設(会長)。89~91年 鍼灸整骨院 鷹ノ羽六甲、神戸北を開設。

荒川 恵史

昭和36(1961)年 愛知県生まれ。中学生の頃より武術、武道に触れ手技治療家を目指し、19歳で上京、姿勢保険均整専門学校に入学。武道修行の縁で師匠、塙正明師と出会う。卒業後22歳で、愛知県に戻り身体均整法の施術所を開業。全国療術師協会(全療協)で療術を学び、カイロプラクティックと出会う。真言宗醍醐派当山派修験道で得度出家、恵印法流加行、七壇法の伝授を授かる。肥田式強健術、中国武術、神秘主義、大東流合気柔術など体術の修行。上部頚椎アジャストメントの施術を受け感動し、カイロプラクティック習得に没頭する。シオカワスクールで上部頚椎およびガンステッド・テクニックを学ぶ。米国ガンステッド・セミナー、侍セミナーで研鑽を積み、侍セミナーではブロンズメダリストとなる。オブジェクティブ・カイロプラクティック TIC道で上部頚椎カイロプラクティックを学ぶ。北名古屋市の空手道拳布会で空手、体術を学び、武術、武道が徒手療法のエッセンスであることを感じ、体系構築を模索。現在、全療協・常任理事、東海ブロックおよび愛知県の会長を務める。

丸山 正好

提唱する神経学を「局在神経学」と謳い、「神経学を学び続ける」と題し、東京(第2日曜日)、大阪(第3日曜日)で対面セミナー、さらに第1~3木曜日、午前8~10時でWebセミナーの講師を毎月務め、神経学を学ぶことを推奨し、その普及に精魂を傾けている。
増田 裕D.C. D.A.C.N.B.神経学セミナー初期メンバー。

桑岡 俊文

1991年 姿勢保健均整専門学校卒業。2005年 豪州マードック大学 BHSc(Chiro)課程、12年 韓国ハンソ大学修士課程(カイロプラクティック)、15年 同博士課程(健康科学)修了。現在、(一社)KCS 会長、(株)ネット 代表取締役、(一財)姿勢科学研究機構 代表理事、(一社)日本姿勢科学学会 理事。このほか、米国ワシントン大学 名誉教授、創造学園大学 専任教授、大阪観光大学 客員教授、ハンソ大学大学院 非常勤講師を歴任。所属団体に日本保険均整師会、創術カイロプラクティック協会、日本徒手療法師会、日本カイロプラクティック徒手医学会などがある。

井上 裕之D.C., B.C.A.O.

1993年 スコット市立大学卒業(アイオワ州)。97年 パーマー・カイロプラクティック大学卒業 D.C.取得。スウェット・クリニックにて研修(ジョージア州)。1998年 公認アトラス・オーソゴニスト B.C.A.O.取得。同年帰国、東京・江戸川区の今井医院に勤務。2005年 三鷹市に「上部頚椎研究室」を開院。09年 アトラス・オーソゴニスト育成講座開始。14年 アトラス・オーソゴナル・ジャパン(AOJ)発足、代表。AOの教本「アトラス・オーソゴナル・カイロプラクティック」「上部頚椎の研究」を科学新聞社より翻訳出版。15年 Chiropractor of the Year授賞(スウェット財団)。今年、第12期のAO育成講座生を迎える。

荒木 寛志

明治鍼灸短期大学卒業後、大阪の内科医院、京都の整形外科医院で計10年間勤務。1993年 福岡県大牟田市でフィニッシュ カイロプラクティック研究所を開設。2001年 日本カイロプラクティックアカデミー(NCA)特科卒業。16年 熊本県荒尾市でフィニッシュカイロ脳身研究所を開設、現在に至る。開業当時から宣伝もHPも一切なしの運営方針を現在も続けている。九州カイロプラクティック同友会 会長。日本カイロプラクティック師協会(JSC)前会長)、日本カイロプラクティック徒手医学会(JSCC、2023年解散) 副会長兼学会誌編集長などを歴任。北は札幌から南は沖縄まで、講師依頼を受け全国10か所以上の都市でセミナーを開催。

古谷 真人

法政大学卒業後、あん摩マッサージ指圧師免許所得。1990年4月に埼玉県草加市に古谷施術院を開設、現在に至る。
「強くなりたきゃ これを読め!! ストレッチing編」(2012年5月)、「もっと強くなりたきゃ これを読め‼︎ 軸・腱トレーニング編」(同15年1月)、「左右非対称を整える PMテーピング 主動筋 Protagonistic Muscie」(同17年10月)の3部作を科学新聞社より刊行。昨年11月までの10年間、年5回、コロナ禍中はオンラインで、左右非対称の考えをもとにストレッチ、トレーニング、テーピングのセミナー「軸トレ塾」を科学新聞社にて開催。

辻本 善光

現在、辻本カイロプラクティックオフィス(和歌山市)で開業。
現インターナショナル・カイロプラクティック・カレッジ(ICC、東大阪市)に、22年間勤め、その間、教務部長、臨床研究室長を務め、解剖学、一般検査、生体力学、四肢、リハビリテーション医学、クリニカル・カンファレンスなど、主に基礎系の教科を担当。
日本カイロプラクティック徒手医学会(JSCC)学術大会でワークショップの講師を務め、日本カイロプラクティック登録機構(JCR)設立当初には試験作成委員をつとめる。
現在は、ICCブリッジおよびコンバージョン・コースの講師をつとめ、また個人としてはカイロプラクティックの基礎教育普及のため、基礎検査のワークショップを各地で開催するなど、基礎検査のスペシャリストとして定評がある。

賀来 史同

シオカワ・スクール・オブ・カイロプラクティック卒業後、シャーマン・カイロプラクティック大学の創始者、トム・ジェラルディー博士、ダフ式レントゲン分析の開発者、ステファン・ダフ博士、B.J.パーマー・カイロプラクティック・クリニックの最期の所長を務めた上部頚椎専門カイロプラクティックの重鎮、E.L.クラウダー博士に師事。現在も上部頚椎カイロプラクターとして臨床を続けている。

塩川 満章D.C.

1972年 パーマー・カイロプラクティック大学卒業、D.C.取得後、ベネズエラに渡りクリニックを開設。その後、帰国しシオカワ・カイロプラクティック・・オフィスを開設。臨床に明け暮れる傍ら、79年にはこれまで幾多の優秀なカイロプラクターを輩出した、シオカワ・スクール・オブ・カイロプラクティックを設立し積極的に後進の指導にあたる。日本カイロプラクティック・リサーチ協会(JCRA)の会長を務めるなど、今も休むことなく活躍し続けている。最近はYouTubeで8万人を超える登録者を獲得するなど、相変わらずの人気ぶりを発揮している。

RECOMMEND

おすすめアイテム